お金の知識

景気 物価 為替と金利

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金利

資金の需要と供給を基に決定。お金の量が一定であれば、資金を借りたい人が多い場合(高需要)、金利上昇、少ない場合は減少。需要と供給が変化する要因には、景気・物価・為替相場が挙げられます。金利に深く関わる要因は、景気・物価・為替の3つです。

 

①〔景気〕による金利変化

景気が良くなる時は、消費者の購買意欲増加。

好景気とともに、個人消費が増大すれば、企業はさらにモノを生産するため、設備投資意識が増加。

資金需要が高まる見込み(予定)。

金利上昇(逆に、不景気とともに、個人消費意欲が減退すれば、企業生産・資金需要低下し、金利が下がる)

 

 

②〔物価〕による金利変化

物価上昇により、金利上昇が見込まれると考えられる。(物価上昇=お金の価値が下がる状態)

消費者が、お金よりモノを持つ方が価値あると予想し、購買意識が高まる。

資金需要が高まる。貯蓄など資金供給減少。

金利上昇、金融政策も物価上昇時には、引き締め(=金利上昇)に動く。逆に、消費が購買行動を控え、物価がデフレ状態になり、金利が下がる。

 

③〔為替相場〕による金利変化

円安(ドル高)が予想される場合

ドルで預金、資産運用が増加、円建て預金解約や金融商品売却が増加。

円の資金供給減少。

円金利上昇。

 

このように、他の要因と関連付けて、考えると分かりやすいかと思います。

 

金融用語・意味

景気とは、売買や取引などの経済活動全般の動向のこと。日本語における「景気」という言葉は、中世に和歌の批評における余情意識を表現する用語として用いられており、景色・雰囲気などの意味合いを込めて使われてきた。(『方丈記』など)転じて評判や人気などの意味にも用いられる場合があった。経済用語としての「景気」にも実体経済の動向のみならず、これに伴った世間一般の社会的心理をも含めて捉えるケースも多く、英語などの他言語には正確に合致する単語はないと考えられている。

物価とは、(経済学)経済全体での一般的な物価水準。種々の商品やサービスの価格を、ある一定の方法で総合した平均値

為替とは、歴史は古く、日本では江戸時代に大きく発達したといわれています。例えば、江戸の商人が大坂の商人に代金を支払う場合、現金を直接届けるのでは盗難などの危険が伴います。そこで、江戸の商人は両替商に代金を渡して為替手形(支払いを依頼した証書)を発行してもらい、その手形を受取った大坂の商人が指定の両替商に持って行き、代金を受取るということが行われていました。為替は、売買代金の受払いや資金の移動を、現金を輸送することなく行う手段といえます。

金利とは、資金の使用料もしくは賃借料。利子と同義であるが,慣用では利子が抽象的な観念であるのに対し,金利は現実の資金市場で具体的に成立している資金の使用料もしくは賃借料であり,その資金が貸倒れになる危険に対する保険料や資金の借手の信用調査,担保物件の管理に必要な経費に相当する手数料も含まれている。金利は元本である資金の使用料,賃借料として支払われる金額自体をさす場合と,使用料,賃借料として支払われる金額の元本に対する比率をさす場合とがあるが,後者の場合は利子歩合とも呼ばれ,通常は資金の使用期間を基礎にした年利率,月利率または日歩によって表わす。金利は資金の需給関係によって決り,資金の貸借の当事者,その使途,貸出期間などによりさまざまな金利が生じる。金利の代表的なものは中央銀行が市中金融機関に資金を貸出すときの金利である公定歩合,市中金融機関相互の間で貸借される大口の短期資金の金利であるコールレート,市中金融機関が受入れた預金に対して支払う金利である預金金利,市中金融機関が企業や家計に資金を貸出す場合の金利である貸出金利などである。(コトバンク、Wikipedia参照)

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