お金の知識

円高と円安の関係

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円高と円安

長く続いた円高 (ドル安)が終わり、1ドル=115円近辺まで下落し、円安(ドル高)基調が続いています。

 

①日本企業に与える影響(メリット・デメリット)

※円相場を 1ドル=100円とします。

「円安(ドル高)1ドル120円」

メリット ➡ 輸出企業

デメリット ➡ 輸入企業

海外から見ると、日本の商品が安くなり、売れやすくなる。

 

「円高(ドル安)1ドル=90円」

メリット ➡ 輸入企業

デメリット ➡ 輸出企業

海外で安く生産し、安く輸入できる。石油も安く輸入できるため、輸入コストも安くなる。

 

輸出企業

トヨタ・日産などの自動車業界。キャノン・ソニー・パナソニックなどの家電業界。任天堂などのゲーム業界。

 

輸入企業

ユニクロ・ニトリなど、海外生産製品を輸入し販売する企業。石油・穀物・鉄鋼関係企業。今後、円安(ドル高)に進むと予測し、日本の輸出企業を調査する必要があります。特に輸入規制しているアメリカ以外の国、アジアやアフリカなどに輸出している企業がより優良な投資先と推測できます。

 

②通貨

A.1ドル = 100円

100ドル商品を購入する場合100円 × 100 = 10,000円

 

B.1ドル = 90円

100ドル商品を購入する場合90円 × 100 = 9,000円Aと比較すると、少ないお金で商品購入可能です。このことを、円高と言います。

 

C.1ドル = 110円

100ドル商品を購入する場合110円 × 100 = 11,000円Aと比較すると、同じ商品を購入する際に、1,000円多くお金が必要です。このことを、円安と言います。

 

上記のような円安になると、日本円の価値が下がり、国内にいると、なかなか気づきづらいのですが、世界からすると資産が減少したことになります。そのため、物価上昇し、インフレの可能性もある。少しずつでも、日本円以外の資産を殖やすことを検討する時期が近づいていると思います。

 

金融用語・意味

円安とは、日本円の価値が、外国通貨より安くなること。(例)1ドル110円が1ドル120円に変化すること。一般に、円安になると輸出が増えて、輸出企業の収益が増大するが、輸入はコスト高になって原材料を輸入に頼る会社では収益が減る。円安が進むと、原材料を輸入に頼る企業が多い日本では国内物価の値上がりにつながる。外貨建て資産に投資している投資信託では、基準価額にプラスに影響する。

円高とは、日本円の価値が、外国通貨より高くなること。(例)1ドル120円が1ドル110円に変化すること。一般に、円高になると日本の輸出は不利になり、輸出企業の収益は減る。逆に原材料等を輸入している企業にとっては安価で材料が調達できることになり、生産費の低下につながり、収益が増大する。 外貨建て資産に投資している投資信託では、基準価額にマイナスに影響する。(コトバンク参考)

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