中国証券・華興が上場(2018/9/14)


27日、香港 ハイテク企業に特化

ハイテク企業に特化した中国の証券会社、華興資本控股(チャイナ・ルネサンス・ホールディングス)は13日、香港取引所に27日株式を上場し、最大420億円を調達すると発表した。アリババ集団傘下のアント・フィナンシャル子会社など3社が公募前に株式を引き受ける。時価総額は4千億円前後になりそうだ。上場によって財務基盤を強化し、中国の有力ハイテク企業の成長を後押しする。

香港で13日会見した包凡・会長兼最高経営責任者(CEO)は「ハイテク企業の成長を資金面から支える。中国に力点を置きつつ、世界に展開していく」と述べた。1株当たり31.8~34.8香港㌦(約450~490円)で約8500万株を売り出す。華興資本は米モルガン・スタンレーやクレディ・スイスで働いた経験のある包凡氏が2005年に創業した。ネット企業など成長著しい中国のハイテク企業を主な顧客とする。ネット出前サービスを手がける美団点評や配車アプリ最大手の滴滴出行などのM&A(合併・買収)に携わった。M&A以外には新規株式公開(IPO)の助言、未公開企業への投資など投資銀行業務と呼ばれるサービスを手がける。

中国にはユニコーンと呼ばれる企業価値が10億㌦を超える有力な未上場企業が多い。華興は早い段階でこうした企業と取引を始め、成長段階に応じてIPO助言など必要な金融サービスを提供するのが特徴だ。また海外展開を目指す中国企業が増えており、M&A助言などの業務を一段と強化する。

アント以外にはリヒテンシュタインの大手銀行LGTと香港の運用会社スノー・レイク・ファンズが出資する。調達資金のうち4割を投資銀行業務の拡大、2割を富裕層ビジネスにあてる計画だ。

【香港 木原雄士氏】

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