お金の知識

オランダのチューリップバブル

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チューリップバブル

このチューリップバブルでは、「球根の価格が、家が買えるまで高騰した」と、言われており、大変有名な事例です。現在のチューリップ価格とは、全く考えられない価格です。

 

高騰理由

当時のオランダでは、チューリップの美しさに注目が集まり、貴族や資産家にとって注目の的でした。珍しい色の花を咲かせる球根が、市場に出回る度に、値段は急上昇したそうです。「球根と家一軒を交換した」という話が広まり、さらに高騰し、専門転売屋まで出現しました。たった1個の球根が、1日で複数回転売される事態にまで発展し、家が買えるほど高騰したという訳です。

 

バブル崩壊

ある日突然、バブルが崩壊し、転売が出来なくなります。需要と供給バランスが崩壊したのです。「さすがに、この値段では買えない」誰かがつぶやいた瞬間、周囲の空気が一変し、目を覚ましました。価格が急激に下落を始め、球根の値段は、最盛期の100分の1に急落しました。「バブル」とは、大勢の人が熱狂し、盛り上がっている状態です。熱く盛り上がり過ぎて、巻き添えに遭う人が大勢いたそうです。そのため、投資対象に価値があるのか、冷静に見極めなければなりません。

 

近年のバブル崩壊

2008年9月に「リーマンショック」が起こりました。「アメリカの投資銀行大手リーマン・ブラザーズの経営破綻」9月下旬に入ると、株式市場が地すべりのように株価急落が始まり、その状態が半年続き、全体株価60%下落しました。「今回の損失額は世界で1兆円ぐらい」「京の単位で損失が出るかもしれない」と、毎日のようにニュースが流れ、さらに大暴落に拍車をかけました。どんなに経済に詳しくても、社会全体で起こる危機を予測するのは、至難の業であり、数人しかいません。

 

バフェット氏の名言

バフェット氏の回避する手段として、「みんなが盛り上がっている時は、注意を払って見守る」盛り上がっている時こそ、資金を集め、暴落した時に備えるべきです。株価が必ず上がる、下がるなどの保証は、決して誰にもわかりません。なにが起こるか分からない昨今だからこそ、自分の頭で考える力を身につけ、自分の身は自分で守ることが大切です。

 

金融用語・意味

バブルとは、「ある価値」が「過大評価」されている状態のこと。不動産、企業の株価、国の経済、その対象は様々。一般に1980年代後半の好景気時期をさす。バブルbubble(泡の意)は,株価・地価など資産価格が,投機目的で,それらの合理的な評価の基礎となるファンダメンタルズ(経済成長率,物価上昇率,利子率など経済の基礎的諸条件)を大幅に上回り,経済が実体以上に泡のように膨張した状態。(コトバンク参考)

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