JAPAN 株・情報

銀行手数料ビジネス セブン銀行

Contents

セブン銀行

コンビニ最大手のセブンイレブンの傘下の企業です。

2008年 ジャスダック市場上場。

2011年 12月に東証一部市場上場。

セブン銀行の収益源は、ATM手数料です。

 

手数料ビジネス

たとえば、1人のお客様がATMを利用した場合、手数料100円だとします。100人利用することで、1日の売上は1、万円になります。1台ATMの1ヶ月売上は、30万円1年の売上は、360万円になります。ATM機器の初期投資は、約1年程で回収できるそうです。

 

店舗数

セブンイレブン店舗数と、ATM台数は、23,000台以上です。間借りしているセブンイレブン店舗が、増えれば増える程、ATMも増加する仕組みです。360万円 × 23,000台 = 828億円の売上が、毎年発生する計算になります。セブンイレブンの戦略による利便性と集客力との相乗効果により、売上もウナギのぼりです。

 

セブン銀行ATMの特長

・使いやすさを重視。(操作・画面・反応など)

・夜間や休日でも安心。

・ナナコポイントが貯まる。

・9カ国語対応(インバウンドや旅行者に人気)

・590社以上の提携金融機関カード利用可能。

 

セブン銀行ATM手数料

・入金:いつでも無料。

・引き出し:7時 ~ 19時まで無料(時間外100円+税)

・土日祝:特別な手数料はかかりません。

 

手数料が無料になるカラクリ

セブン銀行に手数料を払っているのは、利用者ではなく他銀行や消費者金融などです。「他銀行もお客様」というビジネスモデルです。

・セブン銀行ATMは、全国2万台以上。

・コンビニATMは、原則24時間365日営業。

自社ATM数が少ない銀行や消費者金融にとって、「セブン銀行利用が顧客拡大のメリット」です。特に、ジャパンネット銀行や楽天銀行などのネット銀行は、独自のATMが少ないため、助かります。結果的に、多くの金融機関は、セブン銀行と提携せざるおえない環境になります。他銀行から受取手数料単価は、130円強で、14年前期利用は、7億件強になります。ATM受入手数料だけで、943億円の収益を稼ぎ出し、売上の95%を占めています。ATM設置だけのため、人件費はかからないメリットの大きいです。さらに、ATMの最も重要な費用であるキャッシュ補充に関しても、ALSOKなどの企業へ依頼せず、各店舗の売上を補充にあてているため、資金不足になることもありません。セブンイレブン店舗が出店すれば、ATM設置数と利用者数も増加し、収益拡大が期待できるビジネスモデルです。

 

トレンド

・多忙な毎日の中で、営業時間に利用できない。

・通常の銀行よりも身近にあり、手数料も安い。

・スマホ普及により、カードレスで出し入れ可能。

 

今後

全国約2万3,000店あるセブンイレブンに置くだけのATMは、メガバンクの支店やATMの比ではありません。(メガバンクは自社ATMのため、土地代やキャッシュ補充などコストがかかる)大手銀行や他ネット銀行から見てもマネできない脅威的なビジネスモデルです。

スポンサードリンク

関連記事

コメント

    • 世界のりぃちゃら嬢
    • 2017.04.27

    あたしも昨日セブン銀行に預入しただけで216円吸い取られたわぁー(T_T)
    お金預けるのにお金かかるって納得いかないけど、216円だからまぁいっかぁーってゆー。これがダメなんだろーね…_:(´ཀ`」 ∠):

    • KUMAKO
      • Mc
      • 2017.04.28

      世界のりぃちゃら嬢さま
      いつもブログ見てくれて、
      コメントもありがと!!
      感謝感激下田ジャスコ!

      「216円まいどまいど~(*゚▽゚*)」
      ちゃりんちゃりんビジネスは最強かもね。
      知らず知らずに取られている現実。。コワスやな。
      これからもゴヒイキニ~ヽ(´▽`)/
      ご利用は計画的にやね。

      ※十和田のセブンATMで
      手数料かかるか微妙な時間帯(18時くらい)
      に張って行列つくっといてな!
      手数料回収作戦に加担たのもーヽ(・∀・)ノ