CFAとベンジャミン・グレアム氏との関係


CFAとは?

CFAというのは、チャータード・ファイナンシャル・アナリストの略です。「チャータード」は、「勅許状や認可証を与えられた」という意味です。「ファイナンシャル」は「金融の」です。そして「アナリスト」という言葉はよくお耳にするでしょう。株式や債券などの価値を分析する人です。つまり、CFAというのは、「金融商品についてその価値を分析することの認可を与えられた者」という意味です。

その認可を与えるのはアメリカのバージニア州シャーロッツビルという小さな町にあるCFA協会です。CFAは、この協会が行う非常に難しい、過酷な資格試験に合格したものにのみ与えられる資格です。

本当に価値のある株式を独自の目線で探し出し、それを長い、長い間、保有して、大成功をおさめた人。その名もウォレン・バフェットさん。

自身、巨万の財を築いた人としても有名です。このバフェットさんが一番、大きな影響を受け、恩師と仰ぐのがベンジャミン・グレアムさんです。

グレアムさん(1884年~1976年)は、1929年の大暴落を体験し、投機ではない、本当の投資を提唱する必要性を痛感します。そして、1934年にデイビッド・L・ドッドさんとともに「証券分析」という本を著し、その手法を明確にします。グレアムさんは今日、「アナリストの父」と呼ばれています。

そのグレアムさんの提案で1962年に設立されたのがCFAという資格制度なのです。もともとはアメリカの資格でしたが、現在は世界160カ国で活動をするグローバルな資格になっています。今日、色々な国が独自のアナリスト資格を作っていますが、その「元祖」ともいうのがCFAなのです。

この資格をとるためには、一回6時間の試験を、一次から三次まで合格しなければならず、合格までに最低で3年、平均4~5年かかるといわれています。また、試験の準備には5,000ページの教科書を読むことが必要で、合格者平均で1,000時間以上の勉強が必要です。もちろん、すべての教科書、試験は英語です。2017年12月現在、全世界で約156,800名がこの資格を持っており、日本にも約1,100名のCFAがいます。

この資格の特色は次の4つにあると考えています。まず、今、お話した歴史。それからグローバルであること。CFA資格を持っていると世界中、ほとんどの国で一流のアナリストとして通用します。それから、知識の深さ、世界最先端の投資と資産運用に関する知識が必要です。そして、最後が倫理、つまり本当のプロ意識です。CFA資格を持つ人は会社に所属する前にアナリストという職業人なのです。そして、その職業の価値を高めるため倫理と職業上の行動規範にのっとった行動を要求されます。

 

WMFのビジョン

CFAは各国でソサエティを組織しています。日本にも日本CFA協会があり、1999年から活動をしています。会員の中で、CFAの持つ知識を少しでも一般投資家の方に普及したいと考えるメンバーが集まり、2008年秋に、ウェルス・マネジメント・フォーラム(WMF)という会を組成しました。会を発足するにあたって、WMFが存在する目的(ビジョン)を以下のように定めました。

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WMFのビジョン
私たちは、一般生活者たる個人が豊で幸せな人生を送るための一助となるために、資産運用に必要な知識と実践の普及に努めます。
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CFA協会ホームページ(英語)
日本CFA協会ホームページ(日本語/英語)

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