Contents
金融商品
・工業製品
・エネルギー
・食料品など、
輸出入額が高額のため、為替変動に大きく影響を与えます。同様に、取り扱い額が大きく、為替変動となるモノ(商品)として「金融商品が」あります。実は、車や石油などの具体的なモノよりも、こうした「金融商品」の方が売買金額の総額は大きく、短期的に為替への影響を与えます。
為替変動
たとえば、日本ではオニギリ、アメリカではハンバーガー、ヨーロッパではサンドイッチを売っているとします。世界中の人が、アメリカのハンバーガーは美味しいと評判になり始めたとします。ハンバーガーは、ドルでしか購入出来ません。そのため、日本人は、円を売ってドルを買い、ヨーロッパの人は、ユーロを売ってドルを買い、ハンバーガーを購入することになります。その結果、ドルの需要が高まり、ドル高になります。逆に、円とユーロは売られ、需要が下がり、円安、ユーロ安になります。同じように、世界中の人がサンドイッチが美味しい、オニギリが美味しいとなれば、ユーロ高や円高になります。その国の人気商品は、その国の通貨以外では、基本的に購入出来ません。
金利の高さ
食べ物は美味しさで決まりますが、金融商品の場合、主に金利の高さで決まります。
キャリートレード
問題です。金利が上がる人気商品とは、なんでしょうか。答えは、国債、社債、預金、株、証券商品などです。国の金利が高くなる
➡ 経済がインフレに向かっている
➡ 企業の収益が上向く
➡ 全体的に株価や投資信託の価格上昇
➡ 世界中から資本が集まる
上記のことから、国の金利が上がると、その国の金融商品が欲しくなり、購入するために、その国の通貨を買います。このことを『キャリートレード』と言います。世界には、膨大な量のお金が回っています。少しでも儲かり、安全で資産が目減りしない金融商品を昼夜関係無しに世界中で探し求めており、その最たる道しるべが、高い金利です。アメリカの利上げは、景気が良いことの証拠となり、アメリカにお金が流れやすくなります。金利が高い国に、お金は流れるのです。国や企業への影響や変化について、あらゆる情報を関連付け、調査し、自分で考えることがとても大切です。
金融用語・意味
投資信託とは、一般投資家から集めた資金を、専門の機関が運用し、その運用成果を投資家に配分する制度。投資信託会社が設定した投資信託の商品は、証券会社・銀行などを通して販売される。投資信託会社は、集めた資金を信託銀行に信託し、その銀行に指示して金融・証券市場で運用させて得た利子・配当金・値上がり益などを投資家に分配する。証券投資信託。投信。(コトバンク参考)
コメント