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ビッグマック指数
実は国際的に重要な国際経済指標(為替インジケーター)であることをご存知でしょうか。
理由
世界中で同じものが販売されているからです。※ インドでは、牛バーガーはありません。(宗教上の問題)
つまり、同じ商品価格を国別に比べることにより、通貨価値(為替)を比較することが可能だということです。たとえば、ビッグマックが日本で380円、アメリカでは5ドルだとします。5ドル = 380円 → 1ドル = 76円です。このことを「購買力平価(PPP)」と言います。
為替レート
円とドルという通貨そのものの取引価格。
購買力平価(PPP)
その通貨の購買力の比較。金融市場の影響を排除し、国際競争力だけで考える場合、購買力平価の方が実態に近いと言えます。購買力平価を測る物差しとして、『ビッグマック指数』が長く使用されました。
スターバックス指数
近年では、スターバックスのトールラテを指標とした「スターバックス指数」も一般的のようです。
海外旅行などでも、
・マクドナルド
・スターバックス
・コカコーラなど
世界中どこにでもある企業の商品が、日本より価値が「高いのか、安いのか」分かりやすい指数を用いることで、為替について身近に考えられるようになります。日本にいるとわかりませんが、海外旅行へ行かれた際は、意識して見ると発見があるかもしれません。
金融用語・意味
購買力平価(PPP)とは、各国通貨の対内購買力相互の比価のこと。各国通貨の対内購買力は物価指数の逆数としてとらえられるところから,各国の物価水準を通じて得られる異種通貨間の交換比率は外国為替相場の重要な決定要因の一つとなる。そのため外国為替相場は長期的には購買力平価により決定されるという購買力平価説もある。しかし購買力平価の算定は,輸送費や関税との関連もあって技術的に困難であるだけでなく,現実の為替相場は金利較差や各国通貨当局の為替政策あるいは心理的要因にも影響されるため,あくまでも適正な為替相場を知るための手掛りの一つ。(コトバンク参考)
指数とは、インデックス。何らかの基準数値に基づいた比率値のことをいう。物価指数,知能指数,生産指数,株価指数などさまざまなものがある。指数が用いられるのは,ある状態を表すデータの相対的な大きさをデータ値そのもので示すよりも,平均的な値,ある時点の値などの特定の値を基準として,その値との比率で示したほうが分かりやすい場合である。(コトバンク参考)
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