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バフェット氏の教訓(38)
ベン・グレアムと、フィル・フィッシャーを読みなさい。
年次報告書を読みなさい。
そして、ギリシア文字が入ったような方程式を使うのをやめなさい。
ベン・グレアム氏の教え
企業の長期的価値に対して、割安の株だけを買いなさい。
➡ 低価格での購入は、
万が一の時に安全マージンを与えてくれる
フィル・フィッシャーの教え
クオリティの高い企業株を買い、長く保有し、継続的な好業績によって、企業価値が向上するのをじっくり待ちなさい。
グレアム氏の
『低価格で買って安全マージンを確保する』
フィッシャー氏の
『最高クオリティの企業株を買って永久に保有する』
バフェット氏は、2つを合体させ、勝利の方程式を編み出しました。
この方程式を用いると、1 + 1 = 2以上になります。
その結果、バフェット氏は、
グレアム氏とフィッシャー氏の資産を
はるかにしのぐ財産を築き上げました。
自分で考える
経済ニュースや証券マンは、
確かに株に詳しいのですが、
グレアム氏やフィッシャー氏の書籍を
を読んだことが無い人がほとんどです。
実は、手数料を稼ぐために、
わざと難しい言葉を使い、
より分かりづらくしていると聞きます。
特に、ギリシア文字の入った方程式を
使いたがる傾向が強いとのこと。
自分の資産は、
自分で考えて運用(投資)するものです。
銀行マンは知識が豊富だからと、
人に頼ることは決してしてはいけません。
この教訓を、しっかり守ることが大事です。
ルール1:絶対に損しないこと。
ルール2:ルール1を絶対に守ること。
金融用語・意味
※年次報告書とは
株式上場している企業が発行する資料のひとつで、事業年度終了後に作成する報告書。主に財務諸表などが記載されています。
※ギリシア文字とは
ギリシャ語を書き表すのに用いられる表音文字。前9世紀ころ、古代ギリシャ人がセム系の文字であるフェニキア文字を借用し、改良を加えてつくった。普通は24字。ローマ字・ロシア文字のもととなった。
※マージンとは
販売手数料や利ざやのこと。 バックマージンというのは、メーカーや卸などが、商品を販売した後に価格を引き下げ、その差額分を代理店に返却すること。代理店から見れば、正規の手数料以外に、販売額に応じて上乗せされる手数料という意味合いが強い。
※クオリティとは
品質。質。また、質のよいこと。上質。高級。
※手数料とは
手続き・仲介などの行為の代償として受け取る金。
※運用とは
金銭を利殖などの目的のために他の財産形態に変えること。(コトバンク参考)
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