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日本のGDP
日本のGDPの総額は、アメリカ、中国に次いで世界第3位です。日本は、お金を稼ぐ、お金持ち国家なわけですが、同時に、借金大国でもあります。
日本の一般会計予算
歳入(収入)
日本政府の1年間の収入のことです。
租税および印紙収入
➡ 576,040億円
➡ 59.6%(約60%)
・所得税 179,750億円 18.6%
・法人税 122,330億円 12.6%
・消費税 171,850億円 17.8%
・その他 102,110億円 10.6%
その他の収入
➡ 46,858億円
➡ 4.8%
公債金(将来世代の負担)
➡ 344,320億円
➡ 35.6%
・特例公債 283,820億円 29.3%
・建設公債 60,500億円 6.3%
歳出(支出)
日本政府が1年間で使うお金。
基礎的財政収支対象経費
➡ 731,097億円
➡ 75.6%
・社会保障 319,738億円 33.1%
・地方交付税 交付金等 152,811億円 15.8%
・公共事業 59,737億円 6.2%
・文教および科学振興 53,580億円 5.5%
・防衛 50,541億円 5.2%
・その他 94,690億円 9.8%
国債費(国債の利子と返済)
➡ 236,121億円
➡ 24.4%
・債務償還費 137,161億円 14.2%
・利払費等 98,961億円 10.2%
一般家庭にたとえると
収入
・父親の月収 57万6000円(税収)
・その他の副収入 4万7000円(その他収入)
➡ 合計収入:62万3000円
支出
・祖父の治療費と介護費:31万9000円(社会保障)
・子供へ仕送り:15万2000円(地方交付税)
・その他の支払い:26万円
・ローンの支払い:23万6000円(国債費)
➡ 合計支出:96万7000円
家庭の収支
収入ー支出
62万2000円 - 96万7000円 =▲34万4000円(借金)
歳出(支出)は、必ず支払わなければならないお金です。不足分は、借金をして用意します。その借金の多くは「国債」です。つまり国の借金の証書を発行して賄います。
・毎月の収入:62万2000円
・毎月の借金:34万4000円
・借金の総額:1062万3661円
この経済状況を続けた場合、家庭の状況は破綻します。今後さらに少子高齢化が進み社会保障費が膨大し、税収が激減します。国民の負担は膨張し、必ず生活の負担としてのしかかります。
金融用語・意味
少子高齢化とは、出生率が低下する一方、平均寿命が伸びたことによって、人口全体に占める子供の割合が低下し、高齢者の割合が高まること。15歳未満の子どもの数は、全国で1714万人。総人口に対する割合は13・4%で、35年連続で子どもの割合は下がり続けている。一方、高齢者(65歳以上)は2868万人で22・5%まで上昇。50年前と比べて、子どもの割合は2分の1以下に減り、高齢者の割合は約4倍になった。旧羽須美村(現邑南町)の場合、少子高齢化はより顕著だ。1960年に33%だった子どもの割合は、09年4月時点で7・4%。約50年で4分の1強まで低下した。一方、高齢者の割合は10・1%から51・6%に上昇した。(コトバンク参考)(2009年)
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