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消費者独占企業
世界一と言っても過言ではない大企業Appleのブランド力は計り知れません。創業者は、スティーブ・ジョブズ氏です。「優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」( Good artists cope , Great artists steal )大変有名な名言です。現在のAppleは、新たなイノベーションやアイデア、商品化に投資する必要がありません。iPhone販売を行うことで、潤沢なお金を手にしています。そのお金を活用し、競合企業のイノベーションやアイデア、商品などを取り入れることで、消費者独占可能な企業です。
コカ・コーラ
Appleのように、日本も同様シナリオで、独占を実現した企業があります。『日本コカコーラ株式会社』です。※日本コカコーラの歴史
1914年(大正3年)日本上陸。
2017年(平成29年)創立60周年。
日本上陸状況は、
・商品数:コカコーラ 1種類(ビン)
・自販機がない
企業戦略
➡ 販路拡大のため、自動販売機設置
➡ サントリー企業等が参入
➡ サントリー「ウーロン茶」開発
➡ 初年度売上、1位 サントリー (お茶部門)
➡ コカ・コーラ「爽健美茶」参戦
➡ 次年度:売上(お茶部門)
1位 コカ・コーラ 「爽健美茶」
2位 サントリー 「ウーロン茶」
➡ サントリー「なっちゃん」
➡ コカ・コーラ「Qoo クー」
➡ 大塚製薬「オロナミンC」
➡ コカ・コーラ「リアルゴールド」
➡ 大塚製薬「ポカリスエット」
➡ コカ・コーラ「アクエリアス」
➡ アサヒ「カルピス」
➡ コカ・コーラ「アンバサ」
➡ 各社 「ミネラルWater」
➡ コカ・コーラ 「いろはす」
以上のように、1年目は負けても、2年目に勝つという戦法です。この戦法を実現させた最大要因は、「自動販売機の販路を確保」したことです。便利な自動販売機の利用率は高く、陣取り合戦は早い者勝ちです。このように、コカ・コーラは消費者独占企業に驚異的な戦略でのし上がりました。
Apple戦略
① Apple Music (音楽配信サービス)
・注目企業
Spotify(スポティファイ)とは、音楽のストリーミング配信サービス。2016年現在、1億人超えのユーザーをかかえる世界最大手企業です。日本では、2016年9月サービス開始。
② Safari(ウェブブラウザ)
・注目企業
Google「Chrome」Microsoft「Internet Explorer」
③ Apple pay & iMessage
・注目企業
Venmo(ベンモー)とは、アメリカの若者の中で、人気急上昇の個人間送金アプリ。決済サービスPaPal(ペイパル)傘下企業。Apple pay に、「P2P」送金サービス(個人間送金)が実装され、直接送金可能に進化。
④ iPad Pro (タブレット)
・注目企業
Microsoft「Surface Pro」ノートパソコン市場にて、徐々にシェア拡大。
⑤ AR技術
・注目企業
Google「Tango」拡張現実空間技術。
⑥ HomePod (スマートスピーカー)
・注目企業
Amazon「Amazon Echo」Google「Google Home」上記のような企業技術を取り入れることで、Apple商品を「使いやすいように」つくり変えるのです。今後、どのような戦略を繰り広げるのかが、とても楽しみであり、期待大の大企業です。
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