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主要通信キャリアの現状
世界の主要な通信業者(売上高上位20位) (10億ドル)
順位 | 企業名 | 所在国 | 売上高 | 時価総額 |
---|---|---|---|---|
1 | AT&T | 米国 | 146.8 | 249.8 |
2 | Verizon Communications | 米国 | 131.6 | 211.9 |
3 | 中国移動通信(China Mobile) | 中国 | 106.4 | 247.8 |
4 | NTT | 日本 | 96.2 | 95.4 |
5 | Deutche Telekom | ドイツ | 76.8 | 78.3 |
6 | ソフトバンクグループ | 日本 | 76.3 | 77.2 |
7 | Vodafone Group | 英国 | 61.8 | 76.5 |
8 | America Movil | メキシコ | 56.5 | 37.7 |
9 | 中国通信(China Telecom) | 中国 | 52.7 | 40.8 |
10 | Telefonica | スペイン | 52.4 | 50.4 |
11 | Orange | フランス | 44.7 | 41.6 |
12 | China Unicom | 中国 | 44.1 | 28.7 |
13 | China United Network Communication | 中国 | 44.0 | 13.2 |
14 | NTTドコモ | 日本 | 37.7 | 100.0 |
15 | KDDI | 日本 | 37.2 | 80.5 |
16 | Sprint | 米国 | 32.2 | 26.4 |
17 | T-Mobile US | 米国 | 32.1 | 38.4 |
18 | BT Group | 英国 | 28.7 | 50.2 |
19 | Telecom Italia | イタリア | 21.9 | 15.3 |
20 | KT | 韓国 | 19.7 | 7.6 |
米国の現状
米国1876年、グラハム・ベル氏により世界初の電話機器が発明され、特許申請国でもあります。今日に至るまで、民間企業により通信インフラの整備や運営が行われてきました。ベル氏設立のAT&Tは、1894年の特許期間が切れるまでの間、独占的に事業を行っていました。その後、新規事業者が増加し、一時的にシェアは落としたものの、1984年にAY&Tが解体されるまでは、1社で大部分のシェアを占めていました。固定電話からモバイルへ変化し、企業の統廃合が繰り返され、AT&T、Verizon Communications、T-Mobile US、Sprintの4大通信体制となりました。市場規模は世界で最も大きく、2016年9月末時点の上記4社では、世界全体で上場している通信事業社の時価総額約2割を占めています。北米における携帯電話等のモバイル契約数は、Verizon Communicationsが最も多く、AT&Tとの2社で過半数を占めています。
北米の企業別モバイル契約数シェア(2014 年)
参考資料 : Bloombergさまのデータに基づき三井物産戦略研究所さま作成
スプリントの現状
スプリントシェア:12%(米国No.3)孫正義氏は、T-Mobileと合併模索中。もし実現すれば、シェア24%となり、米国No.2になる。2014年のデータを基にしたため、現状少しずつ変化していると考えられる。日本でいう3社三つ巴戦争は、docomo、au、softbankである。現在もシェア奪いが続いている。もし、米国シェアを勝ち取れば、世界シェアを独占する形となる。インターネットIoT世界完成の前に、通信網独占を狙う孫正義氏の執念と戦略と夢に、投資する価値があると強く感じます。
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