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未来のテスラ
ブルームバーグや、マッキンゼー(アメリカの大手調査機関)は、『裕福な都市の一部では、道路を走る全ての自動車の3分の2が、2030年までに電気自動車になる』と、2016年に報告しています。電気自動車(EV)市場が、拡大していくことは明確です。その拡大市場で、テスラは、「2020年までに年間50万台のEV車を生産する」という大きな目標を掲げています。日本でも、今年販売予定の新型「Model 3」は、販売価格 3万5,000ドルとリーズナブルです。※1ドル=110円換算 = 約385万円。
年間売上高
年間50万台の売上高= 385 万円 × 50 万台= 19,250 億円=1.9兆円と、なる計算です。年間売上高が、1.9兆円となることを予測すると、まだまだ期待出来るはずです。
設備投資
特に力を注いでいることは、主要部品(電池やモーター、ボディ等)のコスト削減を実現するための設備投資と、EVを大量生産できるように体制を整えることです。
「Model 3」開発
コストパフォーマンスに優れたEVを提供することに焦点を合わせて努力しています。3万5,000ドルでありながら、実際の走行環境において、1回の充電で 200マイル ( 約320km ) 以上走行することを目標としています。効率的な自動車生産ロボット工場のモデルを確立できる工程が完成すると、バスやトラックなど、様々な車種の生産も可能です。秘かに、自動車に限らず、飛行機も作って欲しいと期待しています。
リチウムイオン電池
EVの中核部品のリチウムイオン電池に関しては、テスラ社はパソコン向けの円筒型小型セル「18650」を採用しています。電池における開発共同パートナーは、日本技術を誇るパナソニックです。
機能面では、ソフトウェアの自動運転機能「Autopilot」を実用化。ソフトウェア開発技術者は、1万4000人以上。安全運転のために大切なのが、セキュリティの確保です。
問題解決方法
この問題に対しては、社外ハッカーと協力関係を構築しています。ハッカーに車を評価してもらい、深刻な脆弱性やセキュリティーミスなどを発見したハッカーに対して、報奨金を支払います。「車の安全性を高める」という目標を、共有することで、ハッカーたちと、関係を築いているテスラはさすがです。
車種
2008年 Roadster
2012年 Model S(セダン)
2016年 Model X(SUV)
2017年 Model 3(予定)
まだテスラ車は、4車種です。(Roadsterは日本販売されていません)4車種しかない企業の時価総額が、アメリカ自動車最大手GMを抜き、1位になった事実は、驚異です。創業者イーロン・マスク氏の可能性は、計り知れないのではないかと期待です。下記、参考資料と、六本木グランドハイアットの充電ポットです。テスラの技術トップに聞いた、次期EV「Model 3」とその先の未来
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