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経済金融の基本
経済金融ニュースを理解するには、基本的な金融である株、為替、債権の関係性を理解することが大切です。お金は、株、為替、債権という金融市場の3市場をぐるぐると回っています。
株
上場企業が発行する株(証券)を市場にて売買することです。日本株、米国株など、世界中の株を購入できますが、外国株を購入する時は、為替が関係します。(株式とは、式会社の株主としての権利を表すもの。最も一般的な株式は「普通株式」で、国内証券取引所で取引されている株式を指す。普通株式に比べ、優先的な取り扱いを受ける「優先株式」、優先株式とは反対に、普通株式の後に利益の配当や残余財産の分配を受けることになる「後配株式」、 優先株式と後配株式の性格が混ざり合った「混合株式」ほか、発行企業が利益で買戻し、償還することになっている「償還株式」、普通株式から優先株式へ転換できる「転換株式」、株主総会で議決権を行使できない「無議決権株式」などの種類もある。)
為替
ドルと円などの通貨売買です。外貨に対して、円の価値が低くなると「円安」高くなると「円高」となります。(為替とは、遠く隔たった者の間に生じた金銭上の債権・債務の決済または資金移動を、現金の輸送によらずに行う仕組み。現在では、内国為替と外国為替、送金為替と取立為替などに分類される。)
債権
社債などが該当するが、規模が大きいのは国債です。国債は、国が元本保証しているため、最も安全な資産とされいます。この3市場のバランスは、その時々の世界情勢により変化します。(債券とは、国・地方公共団体・独立行政法人・事業会社などが、資金を調達する際に、元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にして発行する有価証券。購入者は、利子を定期的に受け取ることができ、期日まで保有すれば額面金額の償還が保証されている。国債・地方債・社債など。)(国債とは、国が発行する債券。法律に基づいて発行され、普通国債と財政投融資特別会計国債(財投債)に大別される。発行目的別では歳入債・繰延債・融通債に、償還期限によって短期国債・中期国債・長期国債・超長期国債に、利払い方法によって利付国債・割引国債に分類される。短期国債は割引国債、それ以外は利付国債として発行されている。発行方式では、入札によって機関投資家などに販売される市中発行方式、個人を主な対象とする発行方式(個人向け国債と新窓販国債)、公的部門発行(日本銀行が借換債を引き受ける日銀乗換など)に大別される。(コトバンク参考)
異次元金融緩和
①為替は円安に動く
金利の低い(日本)の通貨から、金利の高い(米国など)通貨へとお金が流れる。この場合、日本円から米ドルに流れます。
②株価は上昇する
金利低下で円安になると、リスク資産の株にお金が回りやすくなります。実際、アベノミクス効果で、日経平均株価は大幅に上昇しました。
③国際価格が上がる
リスク資産の株にお金が回り始めると、本来なら安全資産の国債は売られ、債権安となりますが、異次元緩和では、日銀が国債を大量に買い入れるため、債権高となります。
海外リスクが発生したとき
お金が、株式などリスク資産から安全資産の円や国債などに流れ込みます。
①為替は円高へ動く
②株価は下落する
③債券価格は上がる
まとめ
世界各国で多発しているテロや、ヨーロッパでの政変など、様々なリスクイベントが海外で発生している昨今、お金の流れが変わることが推測されます。自分の資産は、自分で守るため、おすすめ書籍をご紹介します。ぜひご覧ください。
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