お金の知識

伝統的なヨーロッパのプライベートバンク

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富裕層が預ける銀行

世界中の富裕層は、スイス銀行に預けているという話を聞いたことがあると思います。世界中には、名前も聞いたことのない銀行があります。

 

プライベートバンク

プライベートバンクは、プライベートバンキング業務専業の銀行であり、経営形態がパートナーシップ制になっていること。特に、パートナーの1人が、無限責任を負う点が大きな特徴です。日本の銀行のように、金融商品などの売買手数料で、儲けない「本物の銀行」イメージです。そのため、口座開設の敷居は高く、富裕層しか開設出来ません。

 

プライベートバンキング

一般の商業銀行等が手がける富裕層向けの金融サービスの一部門のこと。

 

無限責任パートナー

無限責任パートナーは、プライベートバンクを自ら所有すると共に、プライベートバンクの債務等については、無制限に責任を負う。所有と経営が一体化している銀行です。簡単にいうと、預ける人と銀行がパートナーとなり、資産を守ることだけを業務する銀行です。

 

スイスのプライベートバンク

Baumann & Cie(バウマン)

本所在地:バーゼル

創  業:1920年

運用預残高:約4000億 〜 6000億円

従業員数:約65名 ※2015年9月推計。

・スイスプライベートバンカーズ協会所属(6行の1つ)

・今後も小さい銀行であり続けることがモットー

・資産運用、節税対策、不動産活用まで高サービス提供

(個人から中小企業などの法人に対して幅広い)

・パートナー4名、バウマン氏パートナー就任

 

Bordire & Cie(ルディエ)

本所在地:ジュネーブ

創  業:1844年

運用預残高:約1兆2000億円

従業員数:約200名 ※2015年9月推計。

・160年以上、プライベートバンク提供

・スイスプライベートバンカーズ協会所属(6行の1つ)

・ジュネーブ本店、ベルン、チューリッヒ、ニヨン、

アジア(シンガポール)、ラテン・アメリカ(ウルグアイ)支店有

・パートナー3名、内2名ボルディ家出身、現在当主ボルディ家5代目

 

E.Gutzwiller & Cie(グッツウィラー)

本所在地:バーゼル

創  業:1886年

運用預残高:約3000億 〜 5000億円

従業員数:約60名 ※2015年9月推計。

 

Mourgue d’Algue & Cie(モルギュアルギュ)

本所在地:ジュネーブ

創  業:1869年

運用預残高:約1000億 〜 2000億円

従業員数:約20名 ※2015年9月推計。

 

Rahm & Bodmer(ラーン・アンド・ボドマー)

本所在地:チューリッヒ

創  業:1750年

運用預残高:約1兆4000億円

従業員数:約200名 ※2015年9月推計。

 

Reichmuth & Co(ライヒムート)

本所在地:ルツェルン

創  業:1995年

運用預残高:約1兆円

従業員数:約80名 ※2015年9月推計。

 

Lombard Odier Darier Hentsch & Cie(ロンバー・オディエ・ダリエ・ヘンチ)

本所在地:ジュネーブ

創  業:

ロンバー・オディエ 1796年

ダリエ・ヘンチ 1798年

運用預残高:約18兆2000億円

従業員数:約2180名 ※2015年推計。

 

Neue Helvetische Bank (ノイエ・ヘルべティシュ)

〔概要〕

本所在地:チューリッヒ

創 業:2012年

運用預残高:2200億 〜 3300億円

従業員数:約30名 ※2016年12月 / 2011年9月推計。

 

リヒテンシュタインのプライベートバンク

Bank Frick(バンク・フリック)

本所在地:ラントシュトラーセ

創  業:1998年

運用預残高:約3000億円

従業員数:約65名 ※2016年8月推計。

 

VP Bank(ブイピー・バンク)

本所在地:ファドゥーツ

創  業:1956年

運用預残高:約4.6兆円

従業員数:約738名 ※2016年12月推計。

 

オーストリアのプライベートバンク

Capital Bank(キャピタル・バンク)

本所在地:ウィーン

創  業:1828年

運用預残高:1兆5000億円

従業員数:約156名 ※2013年12月推計。

・株主資本比率:20.1%(法令による最低株主資本比率8%)

・自己資本比率:18.6%(法令による最低株主資本比率4%)

上記、伝統的なヨーロッパのプライベートバンクをご紹介しました。各バンクにより、基準は異なりますが、信頼関係が最も大切です。

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