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スマホ配車

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スマホ配車

高速通信普及で急拡大アジアで、タクシーに比べて格安で利用可能。庶民の足である三輪タクシーや二輪タクシーに、スマホを使用した配車サービス拡大。カンボジア配車企業は、今後3年間で車両3000台まで拡大。シンガポール系グラブは、フィリピンやタイで同様サービス進出。今後、配達にも活用されるなど、都市経済の大動脈に育つ可能性を秘める。

 

 

カンボジア首都プノンペン

地元特有の乗り物「トゥクトゥク」。最近、古ぼけた客車の交じり、清潔で運転席にスマホやタブレットを装備した児童三輪タイプが増加中。スマホアプリの配車サービスで活躍するトゥクトゥクには、二輪車の後ろに客車の連結タイプや、三輪自動車タイプがある。車両数の多い都市部では、すぐ見つかるものの、悪質な運転手による高値運賃や、故意による遠回りなど、不満も多い。

 

 

カムゴー

トゥクトゥク配車企業「カムゴー」運賃は、最初1km ➡ 3200リヤル(約88円)1kmごと ➡ 1400リヤル(約38.5円)加算。運賃は、全地球測位システム(GPS)による最短距離で割り出し、乗車前に提示。四輪タクシーの場合、概ね、初乗り約4000リヤルで、3000リヤルずつ加算されるため、運賃膨大。「安全と快適性を保証できる輸送サービスが必要だ」CEO兼プログラマー:チップスーン・オーク氏。2016年7月起業。車両数は、現在40台程度だが、人気の高まりを受け、100台追加し、3年後には、3000台体制を目指している。プノンペンではカムゴーを含め、この1年程で少なくとも4社の配車企業誕生、顧客獲得のため、しのぎを削っている。

 

 

二輪タクシー

各社が目指すのは、二輪タクシー配車で成功したインドネシアのゴジェックやグラブ。両社は、起業数年でユニコーンまで飛躍。(評価額10億ドル=約1120億円=以上の未公開企業)配車サービスの広がり背景に、スマホや高速通信の普及がある。アジアでは、中古品も含め、数千円 ~ 1万円程でスマホ購入可能。第4世代(4G)通信も数百円で楽しめる。

 

 

グラブ

フィリピン首都マニラ北方、アンへレス。二輪車横に客車のサイドカー式三輪タクシー「トライシクル」が行き交う。配車サービス「グラブトライク」指導。すでに300人以上の運転手が登録。スマホ使用配車は、カムゴーとほぼ同様。新事業の立ち上げに選んだ理由は、人口30万人に対し1万台以上のトライシクルが走り回るという潜在需要の潤沢さ。タイ北部チェンマイでは7月、ピックアックトラックを改造した乗り合いワゴンを配車する「グラブロットデーン」を開始し、約300人の運転手を束ねている。

 

 

ジュグノー

配達サービスの担い手となる。三輪タクシー配達が先行するのがインド。「オートリキシャ」と呼ぶ三輪タクシー配車大手ジュグノーは、35都市で約1万5000台を常時稼働。ケンタッキーやバーガーキングなど、外食大手と宅配提携。薬局や花屋など、配送サービスを活用を始めており、同社売上高1000万ドルを視野。

 

 

アジアの「庶民の足」

インドネシア オジェック(2輪)
ゴジェック や グラブ。宅配でも活躍。
ベトナム セオム(2輪)
グラブが他国に先駆け14年に営業開始
タイ モーターサイ(2輪)
規制強化でウーバーやグラブが営業停止
カンボジア トゥクトゥク(2輪・3輪)
カムゴーなどスタートアップ続々。
フィリピン  トライシクル(サイドカー式3輪)
 グラブが17年に初めて事業化。
 インド  オートリキシャ(自動3輪)
 ジュグノ や オラ。宅配にも活用。

 

 

まとめ

今後、スマホを使用し、さらに拡大すると見込んでいる。配車タクシーだけではなく、スマホ利用で、今後便利さが増し続ける。

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