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インド戦略
「スズキ インドで6割生産」「追加投資額は1000億円規模、現地の生産能力は全体で225万台規模に」この記事やインドへ行った際に、日本車の多さを思い出しました。しかも、工業地帯には、「スズキチョーク = スズキ交差点」「ホンダチョーク = ホンダ交差点」という標識が多々ありました。タクシーやリキシャのドライバーにも確実に理解してもらえる言葉です。地域の名前になる程、有名な日本企業という証です。2016年12月、新車販売台数は、約28万台。年間では、約336万台。※インド自動車工業会SIAM調査
各メーカーシェア
①スズキ(日本) 106,414台 37.8%
②ヒュンダイ(韓国) 40,957台 14.2%
③タタ(インド) 35,825台 12.7%
④マヒンドラ(インド) 30,852台 10.9%
⑤トヨタ(日本) 12,747台 4.5%
⑥Renault(日本) 11,244台 4.0%
⑦ホンダ(日本) 10,071台 3.6%
このランキングを見ると、日本企業でシェアは、なんと45.9%です。
スズキの成長
その中でも、スズキの業績は驚異です。2016年12月、106,414台 / 月 × 12ヶ月 = 約127万台。目標とする「生産能力225万台」は、実現可能な数字だと推測できます。日本では、あまり目立たない存在ですが、大国インドでは、巨大企業に成長中です。今後更なる投資先として注目できます。
今後の戦略
今後、世界中が石油を必要としない電気自動車(EV)へ移行していきます。スズキのバイクも期待ですが、EV車開発に力を入れてほしいです。
金融用語・意味
チョークとは、インドでは、交差点のこと。
電気自動車(EV)とは、蓄電池などの電力源を積載し、モーターを原動機とする自動車。排ガスを出さない。EV(electric vehicle)。電源はおもに二次電池を使い,充電を繰り返して動かす。ほかに架線から電気を取り入れるトロリーバス,自己発電式のものがある。電池式の歴史は古く,1873年にはイギリスの R.ダビッドソンにより実用車がつくられた。日本では第2次世界大戦前にも少し使われていたが,実用にはならず,子供の遊戯用が中心であった。戦後はガソリン不足のため見直され,1949年には 3300台もあった。しかし1回の充電走行距離が約 60kmと短く,速度も時速 50~60kmと遅く,登坂能力や積載能力もガソリン車に劣るため,燃料事情の好転とともに衰微し,わずかに牛乳・新聞配達車,工場構内車として残るだけとなった。ところがガソリン,軽油,天然ガスなど,化石燃料から排出される二酸化炭素 CO2 が地球規模での公害問題となってきたため,排出ガスと騒音がなく,運転が容易で安全性の高い電気自動車の再開発が検討されるようになった。走行距離,走行性能,価格などの問題を改善するため,ガソリンエンジンやディーゼルエンジンと電動モータを組み合わせた,ハイブリッド車が実用化されている。(コトバンク参考)
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