Contents
内部留保
企業の純利益のうち、配当に充当していない累計額のこと。いわゆる会社のタンス貯金です。バフェット氏は、「内部留保の着実かつ長期的な増加は、永続的競争優位性を持つ企業の特徴の1つ」として、大変注目しています。『内部留保が増加する企業=優良な投資先』と判断しても良いということです。
米国株 Apple(2017年5月2日)
内部留保(現金保有額)2500億ドル(約27兆8800億円)
この金額は、米国小売最大手ウォルマートや日本のP&Gの時価総額を上回ります。しかも、英国とカナダの外貨準備を合わせた額より多いのです。Appleは、現金資産90%以上を、海外保有していることにも注目です。
企業の時価総額($10億)
勝手に、Appleが購入可能な米国大企業リストをまとめてみました。
①ネットフリックス : 約7兆円
②テスラ : 約5兆円
③Walt Disney : 約17兆円
※1ドル=100円換算した場合。
時価総額の世界上位企業($10億)
①Apple : 約75兆円
②Alphabet(Google) : 約63兆円
③Microsoft : 約53兆円
④Amazon.com : 約44兆円
⑤Facebook : 約43兆円
⑥エクソンモービル : 約34兆円
⑦Johnson & Johnson : 約33兆円
⑧Berkshire Hathaway : 約32兆円
⑪Alibaba Group : 約28兆円
(2017年04月現在)
時価総額 日本企業
①トヨタ : 約19兆円
②NTT : 約10兆円
③NTTドコモ : 約10兆円
④三菱UFJ : 約10兆円
⑤ソフトバンク : 約9.5兆円
ソニー : 約5.1兆円
ユニクロ : 約4兆円
パナソニック : 約3.3兆円
(2017年5月12日)
内部留保が増加
・買収(M&A)
・株主還元(配当増加)
・自社株買い(株価増加)
基本的な流れです。約27兆円のタンス貯金があると、トヨタ、SONY、・パナソニックを購入できるほどの大規模です。時価総額と内部留保の世界一は、米国企業代表のAppleです。
金融用語・意味
時価総額とは、時価とはマーケットバリューのことであり、会計学における不可欠の概念であるが、時価総額は、これとは少し異なり、企業の価値を市場での株価によって評価したものをいう。上場企業の場合には、公表されている上場株式数に、その時点での株価を乗じたものが時価総額となる。上場株式数が少なくても、株価が高ければ時価総額は大きくなり、逆に株価が低くても、上場株式数が多ければ、時価総額は大きくなる。
内部留保とは、企業の純利益から税金,配当金,役員賞与などを差し引いた残額で,企業内部に留保されたもの。会社の場合は社内留保ともいい,株主総会の議決を経て利益準備金,任意積立金などとして社内に積み立てられる。(コトバンク参考)
コメント