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〔インド〕決済事情
インドは現金大国であり、クレジットカード普及率は、非常に低い。クレジットカードを持つインド人は、約2000万人であり、全人口の約1.6%。経済成長急進中のインドでは、中流階級層が爆発的増加している。中心都市であるデリー、ムンバイ、バンガロールでは、各国から外資系企業進出も増加中のため、インド国内のキャッシュレス化は徐々進行。
paytm(ペイティエム)
企業URL:https://paytm.com/
決済サービス市場の最大手企業「paytm(ペイティエム)」であり、モバイル端末のオンラインリチャージから、スタートした決済サービスです。「電子決済ができるスマホのアプリ」現在では、事業を多角化し、公共料金支払いやオンラインショップ機能、モバイル端末決済機能のPaytm Walletなど、オンライン決済のプラットフォームとしてさらに便利に機能しています。特にスマートフォンアプリのダウンロード数の伸び率が凄まじく、決済サービスよりもEコマースが強化。日本でもLINE Payを始めたり、オンライン決済の分野は、今後、世界的にも大きな市場。特にインドでは、公共料金までオンライン可能であり、個人間の貸し借りにも利用されている。
2016年11月、インド政府が、流通紙幣総額86%を占める高額紙幣を廃止。その影響により、現金不足に陥っていたインドは、paytmが役立ち、現在600万店利用可能に拡大。
paytm:利用者数
・紙幣廃止前:1億2000万人
・現在:2億4000万人
スマホ事情
インド・デリーのマーケットでは、「フェイスブックやインスタグラムをしたい」と、高校生がiPhone6(4万4000円)購入。デリー市民にとって、スマホは必需品。日本より種類豊富で、中国製2,500円。
2017年:スマホ世帯保有率8%予想
2026年:スマホ世帯保有率約70%予想
今後さらに加速スピードが加速する。
投資家
ソフトバンクの孫正義氏
アリババのジャック・マーCEO
インターネット業界で、世界的に偉大なお二方が大注目。
ビジャ・シャルマ CEO
起業:31歳(2010年)
現在:38歳 (2017)
創業者のシャルマCEOは、中国訪問中に店員が携帯電話を使用し、一部顧客から支払いを受けるのを見て、インスピレーションを得たと述べ、2013年「Paytm wallet」設立。
オフィス
「世界中に顧客を持つ会社にしたい」➡ 部屋ごとに、世界都市名を付けている。
企業理念
「世界中の人々に尊敬される会社にしたい」「新たな経済は、モバイルが動かすスマートフォンが動かす」
目標
「インド国内で2020年までに、5億人のユーザーを獲得すること」
まとめ
ペイティーエム(Paytm)(※Wiki:こちら)
企業形態:非公開企業
タイプ:決済銀行
設立年:2010年(2000年創業)
設立者:ビジャイ・シェカル・シャルマ
従業員:1万2000人
株主: One97 Communications(ワン97コミュニケーションズ)
ニュースでも名前が挙がるほど、インド大注目企業の一つである。
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