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アーダール(Aadhaar)
生体認証可能の12桁マイナンバー。必要な自己証明情報カード。日本でも導入され、登録時には必須の個人認証カード。2010年スタートし、すでに約11億7000万人が登録済み。2017年4には、アーダール番号と銀行口座、スマートフォンを組み合わせた電子決済「アーダールペイ」利用開始。
ブラックマネー撲滅についての詳細は、こちらです。
アーダール(Aadhaar):メリット
・政府の援助を受けやすい
・学校に入学しやすい
・出生届など身分証明書類が不備な貧困層も、
社会保障など行政サービスを利用可能になる
必要なとき
・控除申請
・土地購入
・銀行取引
特徴
・アイデンティティ
・経済の透明性前進
・税金の確実徴収
・ブラックマネー撲滅
問題点
デジタル化やテクノロジーが進み、すべての取引を捕捉可能にする。国民は、税金を払う義務があるため、全国民に普及することが最重要である。
普及する問題点は、
・プライバシー
・情報漏えい
上記2点である。
政府の関係者曰く、「プライバシーは、1人1人が税金を納めて初めて成り立つ」この言葉からも、インド経済の底力が垣間見える。
日本
戦後の日本は、税金納付が当たり前であり、政府が国民の生涯を通して、手厚くサポートしてくれていた。現代の日本政府を見ると、すでにサポート資金はなく、借金大国となってしまった。現在40歳以下の国民は、税金納付金額より年金の方が少ない。もし日本政府が、紙幣使用不可と宣言した場合、暴動が起こる。
インド強気政策
なぜインド政府は、同政策を行っても、暴動にならないのか。強気政策のモディ首相の支持率は、相も変わらず高いままである。
・絶大な信頼関係
・経済成長に対する国民の自信
などが、顕著に出ていると推測。
金融用語・意味
支持率とは、人または団体が、ある集団内でどのくらい支持されているかの割合。多く、首相や内閣などが国民に支持される割合をいう。
アイデンティティ(同一性)とは、個物が時と場所の相違、諸性質の変化などを通じてそのもの自身であり続けることをいう。
社会保障とは、最低生活の維持を目的として,国民所得の再分配機能を利用し,国家がすべての国民に最低水準を確保させる政策をいう。保障される最低水準は,国により時代によって異なる。しかし少くとも労働力の再生産が可能な水準でなければならない。その内容は,国際労働機関の考え方によれば,所得保障と医療保障とが2本の柱となっており,雇用保障は所得保障に含まれる。「社会保障」の語が最初に現れたのは,1935年のアメリカの「社会保障法」で,その後各国で一般的な用語となり,第2次世界大戦後,急速に世界中に広がった。(コトバンク参照)
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