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アメリカ利上げ

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アメリカの利上げ

アメリカの利上げニュースは、毎日のように報道されます。市場に出回っているお金を引き上げ、景気に少しブレーキをかけること。つまり「金融引き締め政策」です。そもそも、ゼロ金利というのが不思議で、銀行に無利子でお金を借りる= 本来ならばあり得ません。それを考えると、マイナス金利の場合、借りた方が儲かるということです。それほど不景気であり、消費者はお金を使わない状態です。

 

利上げ 利下げ

利上げ (金融引き締め)

「少し景気良くなってきた」「インフレも怖いから、釘をさそう」「ずっと低金利も良くないし」

 

利下げ (金融緩和)

「景気悪いなぁ…」「もっと市場にお金を回したい」「銀行や企業にどんどんお金を貸そう」

簡単に言うと、上記のようなイメージです。

 

政策の影響

①企業の業績が悪化する

アメリカの中央銀行の金利上昇、各金融機関(町の銀行)の金利上昇= 銀行自体が中央銀行にお金を借りて運用し、収益をあげる必要があるため、仕方ない。

企業は、銀行からお金を借りて運営= 借りた利息の支払い増加(=利益減少)= 企業業績が悪化する可能性が高い➡ 投資家も慎重になり、株価下落傾向

 

②ドルが買われドル高になる

〔現在〕アメリカは、ずっと「ゼロ金利」。= ドルや米国債で持つうまみがない= 高リスクでも新興国通貨や国債が魅力。

〔今後〕アメリカの金利が高くなる。= 高リスクな新興国に投資しなくてよい= 新興国からアメリカにお金が引き上げられる= 新興国の成長が鈍化する恐れがある= 日本から投資マネーが引き上げられる= 日本株も下落の可能性あり= ドルの購入者が増加= ドル高(円安)に進む可能性大

 

③日本の株価が下がる?

影響①を受けて、企業業績悪化 → 米国株下落 →(一旦)日本株下落。円安で海外投資家が日本株を購入→ その後、日本株上昇…か?

 

利上げについて

「アメリカマーケットとしては、すでに織り込み済みである」という専門家も多いようです。つまり利上げが発表されても、市場があまり反応しない可能性もある。むしろ悪材料を出し切り、好感度が上がり、株価が上場するパターンも。どちらにせよ、情勢勉強や企業調査を怠らず、株価動向が明確に理解できれば、苦労せず、資産増加が見込めます。

 

金融用語・意味

マイナス金利とは、金利がマイナスになること。通常は預金・貸し金の利子あるいは利息である金利(名目金利ということもある)がマイナスになることはないが、超低金利時には短期金利が極めてまれに瞬間的にマイナスになることもある。名目金利から物価上昇分を引いた実質金利では、インフレが高進する時にはしばしば起こりうる。逆に、物価が下落(デフレ)している場合は、ゼロ金利であっても実質金利はプラスになる。「ゼロ金利政策がとられていた日本だが、デフレのため実質金利は高い。高実質金利は企業の経済活動に多大な影響を及ぼし、ひいては日本経済回復の遅れにつながる。経済回復には実質金利を下げる対策が望まれ、それにはある程度の物価上昇が必要」というのが、インフレ・ターゲット論者の根拠の1つになっている。

金融引き締めとは、インフレーションや景気の過熱を抑えるために、通貨当局が公定歩合や支払準備率の引き上げ、売りオペレーションなどの金融政策によって通貨量を縮小させ、資金需要を抑制すること。

金融緩和とは、日本銀行(中央銀行)が不況時に景気底上げのために行う金融政策の1つ。金融緩和政策ともよばれる。景気が悪化したとき、国債を買い上げたり政策金利預金準備率を引き下げたりすることによって通貨供給量を増やし、資金調達を容易にする政策をさす。また、国債や手形の買い上げによって通貨供給量を増やす政策を、特に量的金融緩和政策(量的緩和)という。(コトバンク参考)

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