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ROE
自分(投資家)が投資した企業が、預かり資産を効率的且つ有効的に活用し、利益を生み出しているかを判断する指標です。
ROE 計算式
ROE = 当期純利益 ÷ 純資産 × 100(ROE = PBR ÷ PER × 100)※パーセンテージ表記です。
たとえば、・純利益10億円、純資産100億円企業の場合、ROE =(10 ÷ 100)× 100 = 10%
純利益上昇 = ROE上昇。投資家から集めた株主資本で、効率的に経営していると判断。「ROE」が高い企業は、高成長を遂げている証拠。ただし、1年だけ高くても意味がありません。過去10年推移を調査することが重要。
注意点
高ROEだけで判断せず、純資産に注目する必要があります。純資本には、「自己資本」とは別に、「他人資本(借入金):企業の借金」が、含まれるため、他人資本の割合が重要です。
たとえば、
・純利益10億円
・純資産50億円
・他人資本45億円
を、計算すると、ROE =(10 ÷ 50)× 100 = 20%
高ROE銘柄のようですが、借金45億円、純利益10億円のため、優良企業ではないと判断できます。
バフェット氏の基準
『ROE = 12%以上』
過去10年間、高ROEが継続しているかを調査し、初めて投資対象銘柄とします。ROEは、その年の数値だけではなく、過去数年~数十年のROE推移を調査し、優良企業を見つけることが大切です。企業調査には、ネットが普及したことにより、四季報や企業情報(日経リサーチ)など、あらゆる情報が手に入るようになりました。大量にある情報の信頼性を判断するためにも、出来るだけ細かく調査することをおすすめします。
金融用語・意味
会社四季報とは、東洋経済新報社が発行する、株式公開企業の業績や状況などを掲載した情報誌。昭和11年(1936)創刊。年4回発行され、投資家が投資先を選ぶ際の資料とする。3、6、9、12月発売。(コトバンク参考)
企業調査(日経リサーチ)とは、正式社名「株式会社日経リサーチ」。英文社名「Nikkei Research, Inc.」。サービス業。昭和45年(1970)「株式会社マーケティング・オペレーション・センター」設立。同58年(1983)現在の社名に変更。本社は東京都千代田区内神田。日本経済新聞社子会社の総合調査会社。市場調査・社会調査・世論調査・企業調査・経済データの収集などを行う。(コトバンク参考)
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